台詞が少ないのも、動作がおぼつかないのも、どこまでが演技かと思わせるほどトシのままを見せて説得力があるが、ちなみにソウルゲイル役の男優はこの役で主演男優賞を取り、ステラ役の女優は昨年一月に急逝している。
その二人が演ずるだけに心に迫り、手をつないでトボトボ歩く姿は目に焼きついてしまう。
そして、自分の人生の最後を管理されずに、自然に還って死にたいと望んでもいいじゃないか!
と私は思い、ステラは、自分の望みをかなえてくれたパートナーを得て、幸せだったと感じた。
台詞が少ないのも、動作がおぼつかないのも、どこまでが演技かと思わせるほどトシのままを見せて説得力があるが、ちなみにソウルゲイル役の男優はこの役で主演男優賞を取り、ステラ役の女優は昨年一月に急逝している。
その二人が演ずるだけに心に迫り、手をつないでトボトボ歩く姿は目に焼きついてしまう。
そして、自分の人生の最後を管理されずに、自然に還って死にたいと望んでもいいじゃないか!
と私は思い、ステラは、自分の望みをかなえてくれたパートナーを得て、幸せだったと感じた。
一九九一年 / アイスランド・ドイツ・ノルウェー 合作
この映画の監督ブリドリクソンは「自分の映画がどう考えられるかは気にかけません。
私にとって大事なのは、人がただ、感じてくれること」とインタビューに答えている。解釈は見る人次第の面白味がある。
きびしい自然の中で農夫としての生活に限界を感じたソウルゲイルは、身の回りの始末をつけ、娘の住む都会へ向かう。
だが十代の思いやりのない孫娘のいる家庭は老人の住める所ではなく、彼は娘にうながされ老人ホームに入る。
そこで出会ったのが幼なじみのステラだった。
ステラは故郷に帰って死にたいと願い続けていて、何度もホームを逃げ出すために脱走常習犯として問題視されていた。
そのステラの夢に、ソウルゲイルも同調する。