憑依呪術の実例をあげておきたいと思います。
これによって憑依呪術というものを実感できるでしょう。
例の一つは平安時代のものです。
『源氏物語』「若菜下」に出る紫上が六条御息所の死霊に愚かれる話で、フィクションとはいえ当時の憑依呪術の実状をよく反映しているものと思われる。
原典は長文にわたるので、ここでは山折哲雄氏の要約(「愚霊と除祓1『憑く・愚ける・愚けられる』の三元構造」『日本人の霊魂観』)をさらに切り詰めて掲示することにしたい。
「源氏と紫上が、すでに死んでいる御息所の噂話をすることがあって、まもなく紫上が病に臥す。
護持僧や夜居僧が呼ばれて不断の祈薦や読経が続けられ、不動法を中心とする壇法が行なわれたが、紫上はあっどいうまに失神してしまう。
源氏は、それが物怪の仕業であるとして、ただちにすぐれた験者を集めて加持をさせます。
(略)するとなかなか正体をあらわさなかった物怪が、愚坐の小童にのり移って叫び声をあげはじめ、それをしおに紫上は蘇生した。
小童に駆り移された物怪は、源氏だけに心のうちを明かしたいといって余人を遠ざけ、恨みの言葉を言いはじめます。
(略)源氏は、物怪(=小童)を一室に封じ籠めて、紫上を別の部屋に移す」
以上です。
ちなみに占いについては、占いはこちらがいいよ!と友人に教えてもらったので行ってみようと思います。