もちろん、オムツ交換のたびに清拭はするし、車いすで離床している時間を増やしたりもするのだが、治らない。
ついに、毎日入浴することにした。
Iさんの入浴の日でなくても、一番最後にシャワーだけでも浴びてもらうことになった。
でも、治らない。
こうして、毎年7月から9月下旬まで、彼の受難と職員の苦労が続くのです。
さて、私がPTの養成校から老人ホームに帰ってきたころ、寮母さんたちは、「オムツ外し」をめざして頑張っているところだった。
もちろん私もそれに合流し、何とかオムツよりはポータブルトイレ、ポータブルトイレよりはトイレで排泄できないかと、1人ひとりの排泄方法を点検しはじめた。
13年間オムツの中に排便してきたIさんも例外ではなく、2日間排便していないという日には、介助してポータブルトイレに座ってもらい、ふんばってもらうことにした。